<   2011年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧
解体
a0083128_15445176.jpg
3/10に解体祭りを開催しました。
すぐレポート書こうと思ったんですが次の日余った建材を貰おうと
梱包しに行ってる時に地震が来てそれどころじゃなくなりました。
昔の話のように感じますがまだ10日しか経っていないんですね。

建物は自由が丘にある築80年の洋間付き日本家屋。
当時全国から良い材料を集めて丁寧に作られた良い住宅。
80年も前に建てられたとは思えないくらい状態が良かったです。
結構お金をかけて作ったので、ただ壊すのは勿体無い、
譲れるものがあるのならば誰かに譲りたい、と僕に連絡を頂き
周りに古い物好きが多いので、誰か古い建材いりませんかと
twitterでツイートしたらなんと100RT。

結局20人くらいで現場に行きました。
皆さんの目が完全にハンターでした。恐ろしく手際が良い。
一家族分の引越しくらいの量が家から運び出されていましたよ。
皆さん大満足のようでした。


a0083128_17155979.jpg
化粧枠素晴らしい。


a0083128_17173581.jpg
珍しい模様のガラス。


a0083128_171848.jpg
幅広一枚ガラスの建具。
80年前にこれだけ大きな一枚ガラスはかなり貴重。しかもゆらゆらガラスじゃない。
今でこそ貴重な歪みガラスですが、当時はこういう歪んでないガラスが貴重だったはず。


a0083128_17211325.jpg
框も良い材料。多少風化してますがまだまだ使えそう。
これ、取手が金物じゃなく木で作ってあるんですよ。初めて見ました。


a0083128_17223280.jpg
例の流石な取手や。


a0083128_17225861.jpg
建材以外にもこういう脚立とか。


a0083128_17232884.jpg
木製の旅行カバンや。

大きい一枚ガラスの建具は大きすぎて引き取り手がいませんでしたが、
自分の現場で使えることを帰ってきてから思い出し次の日梱包に行ったところへ地震が。
梱包は終わりましたが、送り先が宮城なので送れない、、、
勿体無いですが廃棄になるかも。

僕はよく古材や古い建具などを使って設計しています。
古い材料は味があり好きな人沢山いて、僕も好きだったので大学で
リノベーションの研究をしてました。
色々なところにインタビューをしに行き、皆さんの話で共通していたことは
「残す価値のないものも沢山ある」ということ。
無理に延命するよりも新築をしたほうがいいのではないか、ということ。
建物にしても、家具にしても。実際、海外のリノベーション事例を調べていると、
誰が設計してもかっこ良くなるだろこれ、というようなものばかり。


ただ、最近古いって言うだけで価値がある、と思い始めました。
それはたとえ元々のものが大した価値のない物だったとしても。
それは「時間」にしかつくることの出来ないものだから。
価値というのは金銭的な価値ということではありません。
今回の建物だと、80年という時間がどういうものかということを
皆さん経験できたでしょうし、当時の生活をイメージしたり出来る。

「100年後の未来を想像するには100年前を知ればいい」
新しく物を作るときに20年、50年、100年経ったときにどうなるかをがわかります。
新築するにしても、こんなことを考えながら作ったら年を取るのも楽しくなりますね。
[PR]
by shottazy | 2011-03-22 18:07 | 小ネタ
登米
地震から1週間が経過した。
僕の地元は宮城県登米市。内陸部なので被害は軽微。
沿岸部の惨状は皆さんご存知のとおり。
沿岸部にも友達や親戚がいるが、今のところ不幸は聞いていない。

東京も停電や原発事故(事件?)の影響でまだまだ混乱しているが、
僕自体はようやく落ち着きを取り戻してきた。

とにかく、普段の生活を粛々と暮らすことにした。
原発の影響も、無視の方向で。

と、考えながら仕事をするも、やはりニュースが気になって仕方がない。
燃料や食料に関しては然るべき人に任せるとして、
電気が来て水道が来てガスが来て食べ物や燃料が揃ったその後どうするか。
それが気になって仕方がない。

TVでは東日本の被害のひどいところだけを取材しているが、登米市のように
もうすぐ通常に近い生活に戻れるところもある。

仮設住宅に時間とお金をかける暇があるのならば、さっさとアパートなり、
普段から閑古鳥の泣いている温泉街のホテルなりを借り上げればいい。
この震災で被害が少ない東日本の街の商店や観光地まで潰れてしまう。
大阪に引っ越すよりもよっぽど復興が近づくと思う。
(家を提供してくれる団体の善意に水を指したいわけでは無いです。)



街が丸ごと無くなるなんて原爆並だ。
本当に何も残っていないが、希望だけはある、と下のリンクで村上龍さんが言っている。
村上龍さんの震災に関する寄稿文
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/

その通りだ。

ライフラインが復活し、食料や燃料が届き、街の復興事業が始まり被災者が
ある程度落ち着いたとき是非被災地を見に行くべきだ。たとえ邪険にされたとしても。
きっと僕達が見たことのない戦後復興に似た人々のパワーを
体感出来るのではないかと思っている。
そしてそれは、被災してない方々にも良い影響を与え、
ひいては日本経済にも良い影響を与えるはずだ。
人は勘定でなく、感情で動く。

頑張れ、日本。

そして友人たちへ。
必ず、手伝いに行きます。
[PR]
by shottazy | 2011-03-18 21:27 | 物件-その他


profile
佐々木祥太/sasaki shota
ユーグ主宰
twitter
カテゴリ
全体
物件-Y邸
物件-間仕切り
物件-池ノ上CAFE
物件-WPJ
物件-鎌倉VOWHAUS
物件-大宮行燈ビル
物件-流山珈琲
物件-石川町サロン
物件-高円寺WindooowS
物件-hanjiro大宮店
物件-都立大はしご美容室
物件-その他
小ネタ
カレー
たべもの
バイク
ライブ
展示会
映画
音楽
建物
未分類
以前の記事
2011年 12月
2011年 10月
2011年 03月
more...
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧